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プロポーズに108本のバラを渡す時の注意点

108本のバラ
はじめに

多くの女性にとって、花束のプレゼントは特別に嬉しいものです。花束を受け取ると、その鮮やかな色彩に目を奪われるだけでなく、ナチュラルな甘い香りと生花ならではの生き生きとしたエネルギーを直に感じ、誰もが幸せな気持ちとなります。

特にバラの花束には気品と圧倒的な華やかさがあり、バラの花束を受け取ると、自然と笑顔がこぼれてしまいます。
中でも「プロポーズに108本のバラ」というロマンチックなプレゼントは、女性の永遠の憧れです。
ただしいざとなると、彼はどうやって準備すれば良いのか、彼女は受け取った後、どうやって持ち帰れば良いのか、プロポーズ後のバラの花束を少しでも長く楽しむにはどうすれば良いのかなど、悩みは尽きません。

そこで本記事では、プロポーズ時に108本のバラを渡す際の注意点をご紹介します。

1.「108本のバラ」の意味

プロポーズでバラの花束を贈る……そんな映画のワンシーンのような光景に女性なら一度は憧れるものです。
特に「108本」という数字は「永遠に」との語呂合わせから来ていて、プロポーズにぴったりの数といわれています。

1-1.バラの本数にはそれぞれ意味がある?

プロポーズでバラの花束を贈るとき、「108本用意しなくては……」と慌ててしまう人もいますが、108本以外の本数にもそれぞれ意味が込められています。
知らずに贈って自分の気持ちとは間違ったメッセージを伝えてしまわないように、ここで確認しておきましょう

1本……一目ぼれ、あなただけしかいない
2本……この世界は2人だけ
3本……愛しています
4本……死ぬまで気持ちは変わりません
5本……あなたに出会えたことが心からの喜び
6本……あなたに夢中、互いに愛し分かち合いましょう
7本……密かな愛
8本……あなたの思いやりに感謝します
9本……いつもあなたを想っています
10本……あなたは全てが完璧
11本……最愛
12本……私と付き合ってください
13本……永遠の友情
21本……あなただけに尽くします
24本……一日中想っています
50本……恒久
99本……永遠の愛
100本……100%の愛
101本……これ以上ないほど愛しています
108本……結婚してください
365本……あなたが毎日恋しい
999本……何度生まれ変わってもあなたを愛します

1-2.バラの色によっても意味が変わる

プロポーズにバラの花束を贈るなら真っ赤なバラが定番ですが、彼女の好きな色や2人の思い出に関係した色を選ぶのも味わい深く素敵です。
ただし本数と同様にバラの色によって花言葉が異なるため、色を決める前にチェックしておく必要があります。

(出典:花時間

赤色……あなたを愛します、愛情、美、情熱、熱烈な恋
白色……純潔、私はあなたにふさわしい、深い尊敬、清純
ピンク……しとやか、上品、可愛い人、美しい少女、愛の誓い、感銘
青色……不可能、夢かなう、奇跡、神の祝福
黄色……友情、平和、友愛、献身、嫉妬、薄らぐ愛
オレンジ色……無邪気、魅惑、絆、信頼、すこやか、愛嬌
緑……穏やか、希望を持ち帰る
紫……誇り、気品、尊敬、高貴

ご覧のように、中にはプロポーズにふさわしくない意味が込められている色もあるため、注意が必要です。
特に黄色の「嫉妬」「薄らぐ愛」は、彼女の誤解を招く恐れもあるため、特別な理由がない限り避けたほうが無難です。

2.外で受け取った花束を持ち帰る方法

プロポーズの際、受け渡しの瞬間は嬉しさいっぱいで、その先のことまで思いが及ばないことでしょう。
しかし、いざ108本のバラを自宅以外の場所で渡した時、悩ましいのが「どうやって持ち帰るか」です。
彼の気持ちが詰まった大切なバラですから、彼女としては少しでも良い状態で家まで持って帰りたいと願うのは当然のことです。
次のことを考慮に入れて、状況に合った最善策を選択しましょう。

2-1.サイズや重さなどのスペックは

108本のバラの花束の大きさや重さは、どれくらいなのでしょう。
日比谷花壇のサイトで販売されているものによると、直径約50Cm、高さ役65cm、重さ約2.4kgとあります。
108本の赤バラの花束「アニバーサリーローズ」|日比谷花壇|フラワーギフト通販

一般的な女性が両手で大きな輪を作るとだいたい50cmくらいですから、ギリギリ両手で抱えられる程度のサイズ感です。

重さ2.4kgは、2リットルの大型ペットボトルと一般的に売られている500mlのペットボトルを一度に持った状態に近いと考えると、持てない重さではありません。

ただしバラの花束は繊細な上に持ちにくく、取り扱いには大変気を使うものです。
自分のバッグや手荷物と一緒に持って長時間移動することは、女性にとって大きな負担となるため、持ち帰る手段もあらかじめ考えておくことが必要です。

2-2.持って帰る方法

サイズ感が分かったところで、ではどうすればきれいな状態のまま持ち帰ることができるでしょうか。
次に、上手に持ち帰る方法を確認しましょう。

2-2-1.車に積む

プロポーズで贈られた108本のバラの花束をできる限り負担なく持ち帰るには、車に乗ってしまうことがベストです。
その場合はバラの花束を大切に抱えて乗るか、空いている空間に立てるように置く、またはトランクに入れます。
ただし、暑い夏場に花束を積んだ状態で放置することは危険です。車内温度はエンジン停止後、急速に上昇します。高温の車内に長時間花束を置いておくとすぐに傷んでしまうため、くれぐれも気をつけてください。
なお、お酒を飲んだ後は自家用車ではなくタクシーに乗りましょう。

2-2-2.袋に入れて移動

公共の交通機関を利用したり長時間歩いたりする場合は、袋に入れましょう。購入した際、入れてもらった袋をそのまま活用することがベストです。
改めて袋を準備する場合は、サイズをしっかり確認することが大切です。サイズが小さいと花が押さえつけられてしまい、傷みの原因となります。
逆に大きすぎると、持ち歩く間に袋の中で花束が動いてしまい、やはり花にダメージを与えてしまいます。

また、電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合は、混み具合もチェックしましょう。満員電車では花束が潰れてしまうだけでなく、周囲からもひんしゅくを買い、幸せな気持ちも台無しとなってしまいます。

2-2-3.宅急便の営業所から配送

宅急便の営業所に直接持って行き、配送をお願いすることも1つの方法です。
花束の配送として、温度管理(クール宅急便など)や壊れ物扱いのサービスを依頼することができます。

ただし、あまり遅い時間になると営業所も終了している可能性があります。ディナーを楽しんだ後では間に合わない可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

3.購入方法

バラ108本の花束を飛び込みで購入しようと思っても、お店にその本数がそろっているとは限りません。当日に「花束が間に合わない!」となってしまっては、せっかくのプロポーズも台無しです。
プロポーズという一世一代の大舞台ですべってしまうことのないよう、余裕を持って予約購入をしておきましょう。事前に花屋さんに相談して頼んでおくか、フラワーショップが展開しているネット通販で注文しておくと安心です。

ネットでの注文は、お届け日までに一定の日数を要します。配送の何日前まで注文可能かは店舗によっても異なるため、あらかじめ確認し、日数に余裕を持ってオーダーするようにしましょう。

3-1.いくらかかる?

108本のバラの花束の金額を価格ドットコムで確認すると、1本ずつ売っているショップでは最安値で1本220円(税込)から販売されています。この場合、単純計算すると108本で23,760円(税込)となります。
108本のバラの花束として販売している店舗の最安値は14,256円(税込)で、1本ずつ買うより割安のようです。
大手フラワーショップの日比谷花壇では、59,400円(税込)と金額が上がります。
※ちなみにプリザーブドフラワーに加工された108本の花束はさらに高く、75,600円(税込)で販売されています。

バラの金額は花の品質によっても異なります。
そのほか、ラッピングの美しさやブランドによる信頼と格上げ効果も考えると、一概に金額だけで決められないものがあります。

これほど大きな花束をプレゼントする機会はそうそうありません。ましてやプロポーズに用意するとなると、一生に一度の買い物であるケースがほとんどです。
「どれも同じでしょ……」などと安易に決めず、予算をもとに自分の考えているプロポーズシーンにふさわしい花束を丁寧に選ぶ気持ちが大切です。

4.できるだけ長く楽しむ方法

プロポーズに用意された108本のバラの花束は、愛情がたっぷりこもった特別な存在です。
せっかくならできるだけ長く楽しみたいと願う気持ちは、彼も彼女も同じでしょう。

最後に、花束を自宅に持ち帰った後の保存方法について確認しておきましょう。

4-1.生花のまま飾る

最もシンプルな方法は、生花のまま飾ることです。少しでも長くきれいな状態を保つコツは以下の通りです。

・毎日水を替える
・花瓶の水の中に浸かってしまいそうな余分な葉は取り除く
・茎の端1cmくらいをカットして水切りをする
(斜めにカットすると断面が大きくなるため水の吸い上げが良くなります。)
・直射日光に当てない
・高温多湿の場所避ける
・栄養剤や鮮度保持剤を使う

4-2.ドライフラワーにする

生花のままでは枯れてしまい、最後には捨てることとなってしまうのが忍びない……そんなときはドライフラワー加工する方法もおすすめです。

4-2-1.業者に頼む

自宅でも取り組みやすいドライフラワー加工ですが、「時間がない」「手間を省きたい」「確実にきれいなドライフラワーにしたい」という人は業者に頼むことができます。

ドライフラワー加工したバラをおしゃれな額に入れてくれたり、ガラスケースに収納してくれたりするショップもあります。
ネットで作品紹介を確認することができるため、自分たちのインテリアの雰囲気に合ったお店を探してみましょう。

4-2-2.自分でドライフラワーにする

自分でドライフラワーにするという方法もあります。バラの花束を自分でドライフラワーにする場合、3つの方法がありますが、どの方法も複雑な行程はありません。花の扱いに慣れていない人でも気軽に取り組むことができます。

4-2-2-1.ハンギング法

ハンギング法は最も一般的なドライフラワーの加工方法です。花を下に向けて吊るすシンプルな方法で、初心者でも失敗なく完成させることができます。
ハンギング法は直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させることがポイントです。
そのため、梅雨時やキッチン・お風呂場周りでの加工は不向きです。

4-2-2-2.シリカゲル法

シリカゲルは、お菓子やのりなど湿気を嫌う食材に一緒に入れられている一般的な乾燥剤です。最近ではドライフラワー専用の乾燥剤が100円ショップなどで広く販売されています。
シリカゲルを使った方法だと、湿気の多い季節や場所の影響を受けることなくドライフラワー加工ができます。
行程は単純で、シリカゲルを敷き詰めた密閉容器にバラを入れるだけです。ただし、花びらの隙間まで埋めるようにすっぽりとシリカゲルで覆うことがポイントです。
約1週間でドライフラワーとなります。シリカゲルから取り出すときは、バラの花びらを傷つけないようにそっと扱いましょう。

4-2-2-3.ドライ・イン・ウオ―ター法

ドライ・イン・ウォーター法は、器に水を浅く入れ、バラを差しておき自然な形に近い方法で乾燥させる方法です。
水換えは不要です。乾燥途中で花首が曲がったり折れたりすることを防止するために、器の口で花首を支えるようにセットすると安心です。

4-3.押し花にする

108本のバラの花束を部屋で飾るとなるとスペースの確保が大変ですが、押し花にすると額などへ平らに収めることができ、アート感覚で長く楽しむことができます。
押し花もドライフラワーと同様に自分で加工することが比較的容易ですが、業者に頼むと素人にはできない凝ったデザインやおしゃれな作品へと生まれ変わり、見るたびにプロポーズの思い出がより一層鮮やかによみがえることでしょう。

4-3-1.業者に頼む

プロポーズのバラの花束やウエディングブーケを押し花にする業者は多数あり、お店によって作品の雰囲気も大きく変わります。見本作品を見比べるなどして、2人の好みに合った業者にお願いしましょう。
押し花の額装や装飾を選べる業者や、劣化を防ぐオリジナル加工を提案している業者もあります。プロポーズ時の幸せな気持ちを色褪せないまま作品に閉じ込めることができます。

4-3-2.自分で押し花にする

自分で押し花にする方法はいくつかありますが、どの方法においてもまずは花びらを1枚ずつ外してバラバラにすることがポイントです。
スミレやパンジーなど花びらの枚数が少ない花の場合、そのままの形で本に挟むなどして押し花にすることもありますが、花びらがいくつも重なっているバラは水分が飛びにくく、そのままの形で押し花にするには不向きです。
1枚ずつにして乾燥させた後に、改めてデザインをアレンジするのも楽しい時間となるでしょう。

4-3-2-1.分厚い本で押さえる

押し花の作る上で最も代表的な方法は、分厚い本で押さえることです。
ティッシュでバラを挟み、さらに新聞紙で挟んだ上から分厚い本などを乗せます。季節によって完成までの日数にばらつきがありますが、基本的に1週間程度で仕上がります。
ただし、108本分のバラの花びらを一度に平面上に並べるとなると、広いスペースと多数の分厚い本が必要となります。
一般的な家の中でこの方法を使う場合、何回か作業と繰り返す覚悟が必要かもしれません。

4-3-2-2.電子レンジを使う

108本という多数のバラを押し花にするには、電子レンジを使うのが便利です。
最初に段ボールの上にティッシュを敷き、バラの花びらを並べます。その上からティッシュ、さらに段ボールの順で乗せ、輪ゴムで止めたら下準備は終了です。
これを電子レンジで1分弱加熱して、仕上がり具合をチェックします。乾燥が足りない場合はさらに数十秒加熱します。加熱し過ぎは色あせの原因となるため、小まめに様子を確認しながら進めることが大切です。

4-3-2-3.アイロンを使う

少しずつでも良いから手軽に押し花を作りたいときは、アイロンを使う方法があります。
アイロン台の上にティッシュを敷き、バラの花びらを並べます。その上にティッシュを乗せ,低温に設定したアイロンをまずは30秒程度押し当てます。いったんアイロンを外して熱を飛ばした後、さらに10秒程度アイロンで押さえます。
乾燥するまでこの作業を繰り返し、最後にティッシュをそっと剥がします。
ティッシュを剥がす際は、花びらが欠けたり破れたりしないよう注意が必要です。

4-3-2-4.押し花キットを使う

押し花初心者や手先の不器用な人、完成度にこだわる人には、押し花専用キットを使う方法がおすすめです。
キットには押し花作成に必要な材料がそろっているため、すぐ作業に取りかかることができます。
押し花作りに不慣れな人でもきれいに仕上げることができ、完成度にばらつきが生じる恐れもないため、プロポーズ時にもらったバラの花を大切な思い出とともに美しく残すことができます。

4-4.プリザーブドフラワーにする

プリザーブドフラワーは、花本来のみずみずしい風合いを残しながら、その美しさを長く楽しむことができます。プリザーブドのフラワーアレンジメントは、上質なプレゼントとしても人気を博しています。
生花と見間違うほどの繊細な美しいプリザーブドフラワーのバラは、見るたびにプロポーズ時の幸せな気持ちを呼び覚ましてくれます。

生花のバラをプリザーブド加工するには、業者に頼むにしろ自分で加工するにしろ、他の方法より費用がかさみますが、お金がかかっても上質な作品にしたい、生花に近い風合いを楽しみたいという人にはぴったりの方法です。

4-4-1.業者に頼む

自分で加工するには手間がかかる上、それなりの技術を要するため、プロポーズ時のバラの花束をプリザーブドフラワーにするなら業者に頼むのが一番です。
ただし、プリザーブド加工の費用は高額で、1~3輪で1万円することもあります。
また、オーダーするまでの間に劣化が進んでしまうと加工が難しくなるケースもあるため、なるべく美しい状態のうちに業者に頼むよう計画しましょう。

4-4-2.自分でプリザーブドフラワーにする

バラの花をプリザーブドフラワーにするなら、基本的に業者に頼んだ方が安心ですが、自分の手で心を込めて作成したいなら自宅で加工することも可能です。

自分でプリザーブドフラワーを作成する場合、専用の薬品を使用する方法が一般的です。
工程は以下のような流れとなります。

(1)花の茎を短め(3~4cm)にカットする
(2)密閉容器に花を納め、脱水用の薬剤を入れる
(3)薬剤の説明書に沿って一定の時間を置く
(4)花を容器から取り出し、別の容器に入れて着色用の薬液を入れる
(5)好みの色が付いたら取り出す
(6)脱水用の薬液に浸してすすぐ
(7)キッチンペーパーなどでそっと水気を拭き取る
(8)密閉容器に乾燥剤を入れて直射日光の当たらない場所で乾燥させる

その他、市販溶液を使わず、消毒用エタノールと精製グリセリンを使って作成する方法もありますが、温度管理なども加わるため、コストを抑える分手間暇を惜しまない覚悟が必要です。

どちらにしても工程はやや複雑で、神経を使う作業も伴いますが、それゆえに愛着も湧き、作品が完成した時の喜びは格別なものとなるでしょう。

まとめ

108本のバラの花束は、プロポーズという人生の大舞台に文字通り華を添えてくれる大きな存在です。贈る側としては、花束を渡すまでがピークでその先のことまで考えが及ばない人もいますが、贈った後のバラの行方まで気を配ってこそプロポーズ成功といえます。
彼女に心から喜んでもらえるよう、事前の商品選びはもちろんのこと、贈った後のことまで思いを巡らせながら最高のひとときを迎えてください。