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選んじゃいけないこんなお店!最適なお店選びとは

こんなお店は選んじゃダメ!

はじめに

婚約指輪や結婚指輪のブライダルリングは基本的に一生に一度のお買い物です。しばしば買うものであれば次第に経験値も上がり、買い物の失敗をすることも少なくなりますが、ブライダルリングはそういうわけにはいきません。そこで、一生に一度しかない婚約指輪、結婚指輪の購入を後悔ではなく、満足のいくものにするため、ここでは「こんなお店で選んじゃいけない、こんなお店で選ぶのがいい」という秘訣をお伝えしたいと思います。

1.お店の情報、どこで仕入れたらいいの?

1-1 結婚情報誌・結婚情報サイトから仕入れるメリット・デメリット

結婚指輪の情報を仕入れるのに、まず皆さんが思い付くのがゼクシィやゼクシィネット、マイナビウエディングなどに代表される結婚情報誌・情報サイトでしょう。これらの情報媒体から情報を仕入れるメリットとしては、一括してショップ情報を閲覧できる点にあります。10社~20社のショップの情報を同時に比較できるのは確かに便利です。

しかし、これらの媒体には大きな欠点・デメリットがあります。それは次の2つです。
1つ目は、そもそもショップ情報自体が網羅されていないこと。
2つ目は、掲載店のショップ情報の比較自体が公平にできないことです。率直に申し上げて、この2点は、正確な情報収集という点では致命的ともいえるものです。

まずは、1つ目のショップ情報自体が網羅されていない点についてご説明します。
基本的にゼクシィなどの情報媒体は、いわゆる広告媒体です。例えばゼクシィはリクルートという会社が運営していますが、リクルートが誌面上の広告の枠を各小売店に売って、各小売店は雑誌やサイトに自社の情報を掲載してもらいます。
広告の枠を買って有料掲載してもらうわけですから、当然のことながら、それに参画しない小売店もたくさんあります。これらの情報媒体に掲載されていない小売店の情報を得ることはできません。

次に、2つ目の掲載店のショップ情報の比較自体が公平にできない点についてご説明します。
これは、先ほど1つ目のご説明でも触れましたが、広告の枠を買って有料掲載してもらうという性質に起因します。たくさんの広告費を支払って大きな広告の枠を買えば、その分たくさんのページに掲載してもらえますが、広告費が少なければ、少ないスペースでしか掲載してもらえません。
例えばA小売店の情報は10ページにわたって掲載され、B小売店の情報は5ページ、C小売店は1ページだけということもあり得ます。このような情報量の格差が露骨に存在するため、それを閲覧する読者の方たちには、通常であればA小売店が一番良い店で、次にB小売店、そしてC小売店に至っては、小さくて商品もあまりないパッとしないお店というふうにどうしても見えてしまいます。実際に、ゼクシィですごくたくさんのページにわたって掲載されていたのでスゴイお店かと思って行ってみたら、商品の数も少なくて小さなお店だったという残念なお話を耳にすることもあります。

1-2 各店のウェブサイトから個別に情報を仕入れる【オススメ】

努力は要りますが、これが一番確実な方法でしょう。
以下、具体的な方法をご紹介します。
1.まず、Googleなどの検索サイトで「結婚指輪+地名」等で検索する。
2.検索結果で出てきたお店を最低でも20軒はピックアップする。
ここでのポイントは、検索結果1ページ目だけではなく、7~8ページくらいまでは頑張って探すことです。
3.各店のウェブサイトを比較検討する。
ピックアップしたお店のウェブサイトでチェックすべきポイントついては、別項≪ウェブサイトから、正確な情報を読み取るための5カ条≫で詳しくお伝えします

1-3 ランキングサイトには気を付けて

今、1番注意していただきたいのがランキングサイトです。これは「結婚指輪」や「婚約指輪」で検索したときに上位に表示される「人気!結婚指輪ブランドランキング」のようなタイトルのサイトのことです。
これらのランキングサイトの多くは、アフィリエイトサイトといって、広告収入を見込んで運営されているものです。これらのサイトの仕組みは、売り込みたいお店やブランドを1位にして、超有名なスーパーブランドを2位や3位にして、引き立て役にします。そして1位のお店(ブランド)が優れているように見せかけるというものです。つまり自作自演のようなサイトです。これらのサイトは、結婚指輪に限らず、化粧品や健康食品他、ありとあらゆる商品で存在しますので、注意が必要です。

1-4 知人に聞く

この方法も、確かに有効な方法の1つかと思います。自分の知り合いで、そのお店に行ったことがある人からの情報であれば、そのお店の情報については確かです。しかしながら、紹介してもらったお店以外の情報との正確な比較ができないことはデメリットです。いろんなお店を比較しなくても、紹介してもらったお店だけで良いという方には、満足度の高い買い物ができる可能性は高いと思います。

2.ウェブサイトから、正確な情報を読み取るための5カ条

先の項目で、よいお店選びには、「各店のウェブサイトから個別に情報を仕入れる」という方法を挙げました。
その中で、
1.まず、Googleなどの検索サイトで「結婚指輪+地名」等で検索する。
2.検索結果で出てきたお店を最低でも20軒はピックアップする。ポイントは、「検索結果1ページ目だけではなく、7~8ページくらいまでは頑張って探すこと」としました。
ここでは、そのピックアップした20軒ほどのお店の中で実際にどのようにお店を絞り込むかをご説明します。
注目すべき点は以下の5つです。

  1. 商品数やブランド数をチェックする
    まず重要なのは、商品点数です。ウェブサイトに素材・価格などしっかり明記された商品画像が豊富にあるかを確認しましょう。最低でも100~200点は掲載されていることが望ましいです。
    また、ブランド数も重要です。たくさんのブランドがあれば、さまざまなテイストの指輪を比較することが出来ます。商品数だけが多くてもブランド数が少ないと、似たような傾向の指輪ばかりである可能性があります。
  2. お客さまの声が大量に掲載されている
    ご成約したお客さまの声が、顔写真と共に大量に掲載されているかチェックしましょう。できれば、1,000組以上のお客さまの声が掲載されていると良いでしょう。数の多さは、単純にそのお店が支持されている証拠になります。
    ただし、サクラとかではないことが確認できるように、お客さまの顔写真とお名前の掲載は必須です。お客さまが実際に購入されたリング等が紹介されていれば、なお良いです。
  3. 店舗外観・内観の写真が豊富に掲載されている
    ゼクシィに掲載されている店舗写真を見て、ステキそうなお店だと思って行ってみたけど、思ったより小さかった、パッとしなかったというお声をお聞きすることがあります。1~2枚の店舗写真では、実際のお店の雰囲気や様子を判断することは難しいです。
    店舗内外の全景だけでなく、接客ブースの写真や、商品陳列什器や小物ディスプレイやオブジェの写真など、豊富に掲載されているお店は、「全てを見せても大丈夫」という、店舗力に自信がある証拠でもあります。
  4. スタッフの紹介があるか
    実際にそのお店に勤めているスタッフの写真付きの紹介があるか。チェーン店では、実際にその支店で勤務していない本部のスタッフなどを掲載しているケースもしばしばあります。
    大切なのは、自分が行こうとするお店(支店)で実際に勤務しているスタッフ紹介の有無です。これはお客さまに責任を持って真摯に向き合おうとする姿勢の表れでもあります。
  5. 会社概要を確認する
    その会社の創業年を確認しましょう。見た目はかっこよくオシャレだけど、創業間もない、あまりに新しい会社ですと、自分がそこで結婚指輪を購入しても、いつの間にか閉店してしまっていたなんてことが起きやすいかもしれません。そうなったら一生身に着ける結婚指輪のアフターケアもままなりません。
    もちろん創業年が古ければ安心というわけではないですが、そのお店が刻んできた歴史というのは大きな参考になると考えます。

3.買ってはいけないお店の特徴は?

3-1 価格がディスカウントされる店

「今日購入を決めてもらったら、20%オフにします」のように、値段がディスカウントされるお店は信用しない方がいいです。元々、そのディスカウントされた値段でも利益が出るように、初めから定価が高く設定してあると考えるべきです。どのお客さまに対しても年中同じ値段であることが誠実なお店の在り方と捉えて、決して自分だけがその時に安くしてもらって得になったと思わないようにしましょう。
そういうお店ではそれが常套手段で、他のお客さまにも同じセールストークをしていると思った方が賢明です。価格の信頼性のないお店は最も避けるべきです。

3-2 しつこく、その日に決めさせようとする店

これもあるあるですが、とにかく来店したその日に何とか決めさせようとゴリゴリくる対応のお店では購入しない方がいいです。そのようになりかけたら何とか逃げ切って、2度とそのお店には近づかないようにしましょう。
そのようなお店は、他店と比較検討されて逃げられるのを嫌います。そして、それらのお店の大半は販売員に販売ノルマが課せられています。だから販売員は何とかその日に決めさせようと躍起になります。餌食にされないように注意しましょう!( ;∀;)

3-3 商品点数が少ない店

結婚情報誌などでたくさんのページにわたって掲載されていたので「きっと大きな店だから、商品もたくさんあるだろう」と思って行ってみたら、「たったこれだけ……」というケースもよくあるパターンです。結婚情報誌のページ数と商品点数が比例しているとは限りません。実際に来店して、「たくさんの商品があるな」と素直に思えなければ、購入は慎重になった方が賢明です。なぜなら、結婚指輪のブランド数は何十とあり、デザインも数千は軽くあるため、一生に一度の結婚指輪を選ぶのに十分な比較検討材料がないと、購入後に「こんなデザインの指輪もあったのか」と後悔することになる恐れがあるからです。

3-4 歴史が浅い店

結婚指輪は一生身に着けていくものです。クリーニングやメンテナンスも定期的に行ってもらいたいですよね。しかしながら「自分が買ったお店がいつの間にかなくなっていた」ということは実際あります。今まで長く続いていたお店だから今後も長く続くという保証はありませんが、少なくとも長く商売を続けられているお店には、長く続けられるだけの理由があります。ですので、良いお店選びをする際には、そのお店が今までどれだけの歴史があるかも考慮に入れるといいかもしれません。すごくオシャレでかっこいいけど最近デキたてというお店は、ブライダルリングという商品の性質上からは、少々慎重になる方が賢明かもしれません。

3-5 清潔感のない店、陳列が雑な店

これは結婚指輪の店に限らず、どのようなお店に対しても言えることだとは思いますが、店舗の隅が汚れていたり、モノが置かれていたり、商品の陳列が曲がっていたり、ショーケースに指紋がベタベタに付いていたり……挙げたらキリはありませんが、このような店も避けた方が賢明です。
一方で、キレイに整えられた店は、商品を大切にし、お客さまを大切にします。ですので、どこかのお店に来店したら、うるさい小姑のように目を皿にして店内のクリーンネスがしっかりしているかを観察してみましょう。そうすることで、一見整っているように見えて、所々で汚かったり乱れていたりすることに気付けたりします。
そのようなお店は、あからさまに汚いお店よりはマシですが、表面的に取り繕ったお店ですので、どこかでほころびが生じて、「こんなはずじゃなかった」ということが起こる恐れもあります。繰り返しになりますが、店内を良く観察して、隅々まで整えられているかチェックしてみましょう。

4.ココにも気を付けて!お店選びの盲点

4-1 チェーン店だからといって安心しない

チェーン店だからと言って、安心とは限りません。総じてチェーン店は良くも悪くもサービスが画一的であることが多いように思います。平均的な商品、平均的な応対で十分とお考えであれば、チェーン店で選べばよいのかもしれません。
しかし、結婚指輪は基本的に一生に一度の大切なお買い物です。そして、お店で実際に結婚指輪を選ぶ過程も、できれば一生の記憶に残るステキな思い出にしたいものです。

飲食店の例でご説明します。チェーン店での飲食は、料理もサービスも雰囲気も、可も不可もなくといったところが多いですよね。一方、オーナーシェフのお店は、ハマれば最高の料理と最高のおもてなしで、記憶に残る体験ができる可能性があります。結婚指輪の販売店もそれと同様であると考えると分かりやすいかもしれません。
お店選びの際は、「チェーン店だからいいでしょう」と短絡せずに、チェーン店も個人店も含め、さまざまな選択肢からお決めになることをオススメします。

4-2 結婚情報誌にたくさんのページを掲載しているからと安心しない

こちらは先の項でも少し触れましたが、大切なことなので改めてお伝えします。結婚指輪という商品は基本的に一生に一度しか購入しない商品です。だからこそ誰もが購入経験に乏しいため、ついゼクシィなど有名な雑誌に掲載されていて、そこで大々的に紹介されていれば安心と思ってしまうのも無理はありません。
ですが、雑誌の掲載ページ数が多いということとそこが良いお店かどうかは比例しません。「たくさんのページ数を掲載できる」イコール「たくさんの広告費を払える」ということは成り立ちますが、「たくさんの広告費を払える」イコール「良いお店である」とは必ずしもならないからです。
逆に考えてみましょう。たくさんの広告費を払えるということは、たくさんの利益を上げているともいえます。たくさん儲けたり利益を上げたりするのは決して悪いことではありませんが、それは一方で効率の良い商売をして利益を上げているといえるかもしれません。

ここでも飲食店に例えて考えてみましょう。A店は原価3,000円のステーキ肉を5,000円で提供しています。A店は広告を一切していません。一方B店は原価1,000円のステーキ肉を5,000円で提供しています。そして、2,000円分を広告代に回しているとします。
この場合、単純に考えてA店とB店ではどちらが美味しいステーキが食べられるでしょうか?答えは当然A店ですよね。普通に考えたら、原価1,000円のお肉より原価3,000円のお肉の方が美味しいに決まっています。

この例からも分かるように、広告を出すということは、お店の利益から出すということですので、もしかすると広告をたくさん出しているお店の方が、原価が安いものを高く販売しているということがあるのかもしれません(もちろん企業努力で原価を下げての結果ということもあります)。
今挙げたことはあくまで例ですので、全てのお店がこうだというわけでは決してありません。ただ、一生に一度の結婚指輪を賢く選ぶには、このような視点を持ち、ただ雑誌にたくさん掲載されているからいい店だなどと、くれぐれも決めつけないで冷静に選んでもらいたいと思います。

4-3 口コミにも注意しよう!

Amazonのレビューや食べログの口コミなどが全て真実の内容で、サクラは1件もないと思っていらっしゃる方は少ないと思います。同様に、結婚情報サイトにも口コミが何百、何千件という数で書き込まれているお店があります。
たくさん書かれているからサクラが多いとは、もちろん決められません。これはもう勘というか読解力のようなものになってしまうかもしれませんが、それらの多くの口コミを具体的に見ていくと、なんとなく不自然に感じるものや、本当に来店して体験したのかなと思ってしまう口コミが多々あるように感じます。
正直、真偽のほどは分からないのですが、要は、たくさんの口コミ件数やその内容をうのみにせず、「本当にそうなのかな」という目線でそれらを参考にするという姿勢が大切だと思います。よく言われる「ネットリテラシーを高めましょう」ということです。

5.こんな店が良いお店

5-1 値段が変わらない店

選んじゃいけないお店の正反対になりますが、価格がいつ行っても同じで、キャンペーンなどで安くなったりしないお店です。
結婚指輪は洋服などとは違い、季節商品ではありません。ですので、バーゲンをして在庫を季節ごとに売り切ったりする必要はありません。基本的に年中価格は変わらないのが普通です。
もし、〇〇キャンペーン中などで「今なら安い」などとうたっている場合は、本当にお得なのではなく、それを釣りにしているだけと考えた方が無難でしょう。
本来、良いお店とは、いつも適正価格で、誰にも公平に同じ値段で提供するという姿勢のお店です。だって、もし同じ商品で、他の誰かが安く買えていたりしたらイヤじゃないですか?その店、信じられますか?

5-2 ゆっくり自分のペースで見られる店

これも選んじゃいけないお店の「しつこく、その日に決めさせようとする店」の正反対のお店になりますが、「一生に一度の結婚指輪だから、心ゆくまでじっくり選び、他のお店にも行って、たくさん見てきてください」というスタンスのお店です。ある意味、仙人のようなお店です(笑)。
そのようなお店では、スタッフに何のノルマもなく、スタッフ全員がお客さまに「新婚旅行で思い出作りをするように、結婚指輪選びも一生の思い出に残る貴重な体験にしてほしい」という想いを共有しています。

5-3 商品点数が多い店

来店前にウェブサイトなどを確認して、商品点数やブランド数をうたってあれば、それを参考にしていいと思います。商品点数の多さは、後悔のない指輪を選ぶ上で1番の秘訣になり得る要素です。
大切なのは、1店舗内でたくさんのテイストの指輪を同時に着け比べできる環境にあるかどうかです。
何店舗か回って比較しても、たくさん着けられれば大丈夫とお思いになるかもしれませんが、ポイントは同時比較できることです。他の店で指に着けたイメージを記憶したままで、次の店で違う指輪を試着しても、正確には比較しづらいものです。たとえスマホで写真を撮っても、洋服とは違い、指輪は非常に小さく繊細ですので、やはり比較しづらいです。
さらに指輪の場合、指通りの良し悪しもあります。指になじむとか指に当たるとかという体感も、指輪を選ぶ上で非常に重要な要素になります。
本当に正確で間違いのない指輪選びをするには、たくさんの種類・テイストの指輪を、同一店舗で、それこそ右手と左手に2本の指輪を同時に着けて見比べるということができることが最良の環境になります。

おわりに

結婚指輪選びは、生涯のパートナーを選ぶことにも似ています。そして、結婚指輪を購入したお店とのお付き合いも生涯にわたって続くこともございます。結婚指輪との出会い、お店との出会いは、もしかすると運命的なところもあるのかもしれません。
しかし、人との出会いがそうであるように、指輪との出会いにも運命だけではなく、必然的なこともたくさんあります。しっかりアンテナを立て、できるだけ情報を精査し、良い出会いができるように努めることが大切なのではないでしょうか。
本稿をお読みになった皆さまが、素晴らしい指輪とお店に出会えることを心よりお祈りしております。