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【決定版】婚約指輪の選び方

婚約指輪の選び方
はじめに

ここでは、婚約指輪の選び方の決定版をお伝えします。婚約指輪を選ぶに当たって、結婚指輪と決定的に違う点が1つあります。それは、結婚指輪はほとんどの場合カップルおふたりで一緒に選びますが、婚約指輪は「男性が1人で選ぶ場合」と「カップルおふたりで選ぶ場合」の2通りがある点です。どちらにするかで、予算も含め、選び方や留意すべき点もかなり違いが出てきます。この【決定版】婚約指輪の選び方では、それぞれのケースにおいて、順を追ってご説明したいと思います。

目次

1.そもそも、婚約指輪は男性1人で選んだ方がいいの?一緒に選んだ方がいいの?

これは、どちらが良いということはありません。男性のお客さまが婚約指輪でプロポーズを考えている場合は、基本的に男性1人で選ぶことになりますよね。もしくは、すでにプロポーズはしているけど、内緒で婚約指輪を贈ってあげたいという場合も同様です。
一方で、すでにプロポーズは済ませて、後から婚約指輪を贈る場合もあります。その場合は、カップルおふたりで選ぶケースが多いです。
さて、婚約指輪を使ってプロポーズはしたいけど、男が1人で彼女に気に入ってもらうデザインを選ぶ自信がないけどどうしよう……というお悩みを良く頂きます。次項では、そのような場合はどうするかについてお伝えしたいと思います。

2.プロポーズのために男性1人で婚約指輪を選びたいけど、「彼女に気に入ってもらえるか不安」「彼女の好みが分からない」……どうしよう?

このようなお悩みをお持ちの男性のお客さまは大変多いです。たとえ彼女の好みをさりげなく聞き出せたとしても、「シンプルがいい」とか「かわいらしいのがいい」という大体の傾向は分かるかもしれませんが、確実に気に入ってもらえるデザインを選びたい場合は、大体の傾向だけでは難しいです。
本来、婚約指輪は、男性のお客さまが彼女のことを思いやって、「どれだったら気に入ってもらえるだろうか」と思いを巡らせて選ぶことに価値があると思います。どんなデザインでも、彼氏が一生懸命に選んでくれたこと自体に愛情を感じて喜んでくれる女性のお客さまもたくさんいらっしゃいます。
ですが、それでも「ばっちり彼女に喜んでもらえるデザインでなきゃだめ」というご要望の方には、<ダイヤモンドは男性のお客さまが決めて、指輪のデザインは女性のお客さまに選んでもらう>というプランがあります。このプランを行っているお店は限られていますから、各店に問い合わせが必要ですが、例えばSANJIでしたら<ダイヤモンドプロポーズ>と<仮リングプロポーズ>という2つのプランをご用意しております。次の項では、この2つのプランについてご説明いたします。

3.彼女の好みが分からない方へ朗報!<ダイヤモンドプロポーズ>と<仮リングプロポーズ>って何?

この項では、彼女に確実に気に入ってもらえるデザインを選びたい!というご要望にお応えするプランである<ダイヤモンドプロポーズ>と<仮リングプロポーズ>についてご説明します。
このプランは、そのタイトルにある通り、ダイヤモンドでプロポーズしたり、仮リングでプロポーズしたりするスタイルです。
婚約指輪は、ダイヤモンドとそれをセッティングするリングの枠からできています。デザインを決めるものは、基本的にはリングの枠の形状になります。

<ダイヤモンドプロポーズ>

ダイヤモンドでプロポーズ
男性のお客さまはまずダイヤモンドだけを購入していただきます。ダイヤモンドの裸石をアクリルの5cm角程度の正方形のダイヤモンドケースに収めて、更にジュエリーBOXに収納する形になります。このアクリルのダイヤモンドケースはメッセージ付きのものもあり、それを記念に残すこともできます。また、ダイヤモンドだけなので、枠のイメージを一切持たないこともメリットと考えることもできます。プロポーズ成功後、おふたりで来店していただいて、指輪のデザインを彼女に選んでもらうというものです。<ダイヤモンドプロポーズ>ではダイヤモンドだけを購入してプロボーズに使うのですが、次の<仮リングプロポーズ>では購入したダイヤモンドをいったんシンプルな仮のリングに留めて、リングの形でプロボーズに使うという点が違います。

 

<仮リングプロポーズ>

仮リング
こちらのプランでは、リングの形のものでプロポーズをすることが可能です。見た目はシンプルな婚約指輪の形をしていますので、「指輪の形のもので贈りたい」という方にはご好評です。こちらも、<ダイヤモンドプロポーズ>と同様、プロポーズ成功後、おふたりで来店していただいて、指輪のデザインを彼女に選んでもらいます。そして仮に留めてあったリング枠からダイヤモンドを外して、彼女に選んでもらったデザイン枠に留め直します。

 

このように、「彼女の気に入るデザインが分からない」「自信がない」という方には、ぜひこれらのプランをご活用されることをおすすめいたします。

4.彼女のサイズが分からないけど、どうしよう……?

「彼女のサイズが分からない、どうしよう」というお悩みの男性のお客さまも多くいらっしゃいます。この場合、3.<ダイヤモンドプロポーズ>と<仮リングプロポーズ>であれば、彼女にデザインを選んでもらうときにサイズも一緒に測れますので、ぜひご利用ください。
一方、男性のお客さまがデザインまで選ぶ、完成品でのご納品の場合は、2~3番程度であればサイズ直しが可能です。プロポーズでお贈りになった後、おふたりでご来店いただいた時に正確なサイズを測ります。
ただし、商品の製法やデザインによってはサイズ直しができないものもございます。その場合はサイズ違いの新品へ交換となります。詳しくはスタッフまでお気軽にお問い合わせください。

次に、「大体のサイズすら分からないけどどうしよう」という場合の対処法について、ご説明いたします。

5.「彼女の指のサイズさっぱり分かんない」という方へ。大体の測り方お教えします!

「彼女の指のサイズがさっぱり分からない」という男性のお客さまも結構いらっしゃいます。少しのサイズの違いなら、後から指輪のサイズ直しが可能ですが、大幅に違ってしまうとサイズ直しも難しくなります。そのような場合は、できれば、3.<ダイヤモンドプロポーズ>と<仮リングプロポーズ>をご利用いただければと思いますが、「どうしても自分でデザインを選んであげたいんだ!」という男前なお客さまには、次のような方法をご紹介します。

まず初めに、あまり良くない方法のわりに、しばしばネットの情報で紹介されている方法として、「糸やひもを使って彼女の指の円周を測る」、または「物差しを使って彼女の指の直径を測る」というものがあります。この方法はどちらも、実はものすごく精度が悪いです。
確かに、円周や直径で、指のある程度のサイズは割り出せますが、問題なのは、測った数値自体が、測り方によって大きなズレが出てしまうことです。少しでも糸の張り方が強かったり弱かったりすると、すぐに数mmの誤差が出ます。わずか数mmでも指のサイズで3~4番は簡単に変わってしまいます。この数字を当てにして指輪を作ってしまうと、後からのサイズ直しでも対応できないほどのズレが生じてしまうことがしばしばあります。試しに私どもも何度も計測をしてみましたが、ほとんどが実際のサイズとは大きく違う結果になってしまいました。ですので、この方法はネットで良く紹介されているからといって、安易に行わない方が賢明です。
そこで、おすすめしたい方法としては、実際のリングゲージをインターネットで購入して測る方法です。ネット上で、プラスチック製の簡易的なリングゲージが500円程度で販売されています。このゲージを使って、彼女が寝ているときなどにこっそり測ってください。この方法は、実際のリングゲージを使っていますので、ある程度正確です。しかしそれでも、彼女の指の形や肉付きによってサイズは大きく変わりますし、きつめなのか、ゆるめなのかの見定めによってもサイズは大きく変わります。糸やひも、物差しよりはずっとマシですが、あくまで参考値として考えていただくのがよろしいかと思います。

6.男性1人でデザインを選びたいんだけど、どんなデザインが人気なの?

本来、婚約指輪は、男性のお客さまが彼女のことを思いやって、「どれだったら気に入ってもらえるだろうか」と思いを巡らせて選ぶことに価値があると思います。どんなデザインでも、彼氏が一生懸命に選んでくれたこと自体に愛情を感じて喜んでくれる女性のお客さまもたくさんいらっしゃいます。そして、自分でデザインまで選んで贈りたいという男性のお客さまも実際多くいらっしゃいます。
ここではそのような男性のお客さまのために、ざっくりと「一般的に人気のあるデザインの傾向を押さえる」という観点でお伝えしたいと思います。

婚約指輪のデザインには大きく分けて3タイプあります。1つ石のタイプ、1つ石のサイドに小さなダイヤを配したタイプ、1つ石のサイドに豪華に小さなダイヤを並べたタイプです。テイストでいうなら、シンプルタイプ、ナチュラルタイプ、ラグジュアリータイプということになります。

6-1.シンプルタイプ

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シンプルタイプは文字通りシンプルなので、好き嫌いは出にくいです。ですので、男性のお客さまが1人で選ぶ場合で絶対に失敗したくない方は、これを選んでおくとよいかもしれません。

6-2.ナチュラルタイプ

 

婚約指輪総合1位

ナチュラルタイプは1つ石のサイドに程よく小粒のダイヤが添えてありますので、シンプル過ぎず、少し華やかさを演出できます。派手過ぎまでは行かないので、タイトル通りナチュラルな指なじみで着けやすくおすすめです。シンプルタイプとナチュラルタイプは人気を二分します。

6-3.ラグジュアリータイプ

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ラグジュアリータイプは、キラキラした華やかさを求める女性のお客さまには大変人気ですが、好みはハッキリ分かれる傾向にあります。ですので、男性が1人で選ぶ場合は、彼女の好みがはっきりこのタイプだと分かっていないかぎり、選択されない方が無難です。ハマれば、すごくハマりますが(笑)。

7.予算はいくらぐらいが普通なの?

次に、いよいよ肝心の予算についてご説明します。皆さんからのご質問で1番多いのは、「やっぱり給料の3カ月分ですか?」ということと、「みんないくらぐらいのものを買われますか?」というものです。

まず「やっぱり給料の3カ月分ですか?」についてですが、これは昔のテレビコマーシャルで使われたキャッチコピーで、実際に給料3カ月分の婚約指輪を贈らなきゃかっこ悪いということはありませんので、ご安心ください(笑)。現実的には給料3カ月分まで予算を掛けられる方は少なく、1~2カ月分の方が多いです。

また、「みんないくらぐらいのものを買われますか?」というご質問についても、一般的に給料の1~2カ月分に該当する、おおよそ15万円から40万円程度の価格帯になっており、1番多いのは25万円前後になるかと思います。
予算につきましては、低価格だからダメ、高いからいいということは全くありません。平均価格は参考までにしておいて、あくまでもお客さまのご予算に合わせてお選びいただければ良いかと存じます。

8.ダイヤモンドの大きさってどのくらいがいいの?値段って何で決まるの?

ダイヤモンドで皆さんが一番気にされるのが、どれくらいの大きさのものを選べばいいのかということです。ここではよく選ばれるダイヤモンドの大きさや、大きさ以外にダイヤモンド選びで大切なことについてご説明します。また、ダイヤモンドの価格がどのように決まるのかについてもご説明します。

8-1.ダイヤモンドの大きさはどれくらいがいいの?

プロの視点からすると、ズバリ、ダイヤモンドは大きければ大きいほど良いです(笑)。がしかし、現実的には大きければ大きい方がいいというのは少々乱暴な言い方です(反省)。
婚約指輪で用いられるダイヤモンドで最も人気がある大きさは、0.2~0.3カラットです。ここで先にお断りしておきますと、カラットというのは大きさを表す単位ではなく、重さを表す単位です。基本的にはカラットの値が大きくなれば、サイズも大きくなります。ご予算に応じて0.2カラットから0.3カラットの範囲でお選びになれば、そのサイズに対応している婚約指輪の枠のデザインが豊富にございますので、選びやすいと思います。

8-2.大きさ以外に大切なことってあるの?

8-2-1 カット

ダイヤモンドでは特に大きさが注目される場合が多いと思いますが、実はダイヤモンドのキラキラした輝きを決めるのは、ダイヤモンドのカットによるところが大きいです。ダイヤモンドのカットとは、ダイヤモンドの原石を研磨して、光が最大限反射するように形を整えることをいいます。
カットにはいろいろな種類がありますが、一般的に婚約指輪で用いられるダイヤモンドのカットは「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれる、ダイヤモンドを58面体に研磨して円錐状に仕上げたものです。このラウンドブリリアントカットに対して、ダイヤモンドの縦横比率や対称性、表面の研磨状態などによって、カットの等級(グレード)が付けられます。等級が高いほど、ダイヤモンドの輝きが増します。ダイヤモンドで大きさは確かに大切ですが、輝きはまさにダイヤモンドの命ともいえます。輝いてこそのダイヤモンドの美しさですから。
ダイヤモンドのカットのおすすめは、ずばり最高峰の「トリプルエクセレントカット」になります。カットの等級は、最高峰のトリプルエクセレントカットから順番にエクセレントカット、ベリーグッド、グッド、フェア、プアと続きます。婚約指輪に使用するカットは、やはりその美しさからトリプルエクセレントカットが1番のおすすめです。

8-2-2 カラー

さらに、ダイヤモンドには大きさ(カラット重さ)、輝き(カット)以外に、色合いと透明度という評価もあります。色合いはカラーと呼ばれ、完全無色のDカラーからアルファベット順に少しずつ色味が付いてきます。おおよそ、Lカラーくらいになるとわずかに黄色みが肉眼で分かるようになります。Hカラー、Iカラー、Jカラーくらいまでは色味が付いていると分かる方は少ないので、この辺りのグレードは1つのおすすめになります。ただ、カラーについては、完全無色の最高峰Dカラーやそれに近いE、F、Gカラーあたりをこだわって選ばれる方も多い一方、L、Mカラーあたりでも「それほど色味を感じないからそれでいい」という方もいらっしゃいます。お客さまのご予算とお好みでお選びになるのが良いかと存じます。

8-2-3 クラリティ

また、もう1つ、クラリティと呼ばれる透明度を表す評価基準があります。これは、ダイヤモンドに含まれる内包物、キズ、クラックの多い少ないという程度を評価したものです。
クラリティグレードは、キズや内包物が全く存在しない最高峰のフローレス(FL)から順番に、インターナリーフローレス(IF)、VVS1、VVS2、VS1,VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3と続きます。
婚約指輪で使用するダイヤモンドでおすすめなのは、SI2までのグレードです。このクラスまででしたら、キズや内包物を10倍の拡大では発見できますが、肉眼では発見困難なレベルです。よって、実際には肉眼レベルで透明度に影響が出ることはほとんどなく、ダイヤモンドの輝きが落ちて見えることはほとんどありません。もちろん、SIクラスより上位のVSクラスやVVSクラスは、よりキズや内包物が少ないので、肉眼で差が分かることは稀です。
ただ、これらの上位グレードをお選びになる方も多く、やはり純粋無垢のダイヤモンドには、たとえ肉眼で見えなくても、キズや内包物はなるべく少ない方が良いとお考えになる方も多いのでしょう。クラリティに関しては、SIクラス以上であれば、ご予算や価値観でご選択いただければよろしいかと存じます。

8-3.ダイヤモンドの価格って何で決まるの?

先ほどの項では、ダイヤモンドの各種評価基準についてご説明しました。ここでは、ダイヤモンドの価格は何で決まるかをご説明します。

結論から申し上げますと、先ほどご説明したカラット、カット、カラー、クラリティと呼ばれる4つの評価基準のグレードの組み合わせによって厳密に決定されます。カット、カラー、クラリティにはそれぞれ最高のグレードがあります。カットはトリプルエクセレント、カラーはDカラー、クラリティはフローレスという具合です。
一方でカラットは重さになりますので、上限はありません。4つの評価基準のグレードによって価格が決まることを分かりやすく説明するために、ここではいったんカラットの上限を0.5カラットとしてご説明します。

8-3-1 最も価格が高くなるタイプ

カラット:0.5カラット
カット:トリプルエクセレント
カラー:Dカラー
クラリティ:フローレス
全てが最高グレードですので、最も価格が高くなります。

8-3-2 最も低価格なタイプ

カラット:0.1カラット
カット:プア
カラー:Zカラー
クラリティ:I3
全てが最低グレードの評価になるため価格は非常に安くなりますが、実際、婚約指輪のセンターダイヤモンドにこの様なグレードのダイヤモンドを使用することはありません。

9.婚約指輪を2人で買いに行くんだけど、何か注意することってある?

婚約指輪を2人で買いに行く場合に、特に女性のお客さまがお悩みになることがあります。そのお悩みとは、「果たして自分はどれくらいの金額の指輪を選んだらいいのか分からない」というものです。
婚約指輪は男性から女性への贈り物です。彼氏がどれくらいの予算を持っているのか分からないと、選ぶ時に遠慮しがちになります。これでは本当に気に入った婚約指輪を選ぶことも、婚約指輪選びという一生に一度しか味わえない、とても幸せな体験も、興ざめてしまうかもしれません。
そこで、女性のお客さまが思う存分婚約指輪選びを楽しみ、自分の本当に気に入った1本を手に入れるための秘訣をここでご紹介します。

それは、「枠のデザインは女性が選び、ダイヤモンドの品質は男性が選ぶ」という分業体制を取ることです。

婚約指輪は多くの場合、結婚指輪と異なり、セミオーダーの受注制作のスタイルになります。それは、婚約指輪選びにはダイヤモンド選びという工程があるからです。
婚約指輪は枠のデザインだけではなく、ダイヤモンドの品質を選ぶ必要があります。婚約指輪の価格を大きく左右するのはこのダイヤモンドの品質になります。選ぶダイヤモンドによって3倍から、ときには5倍ほどの価格差も生じることもあります。一方で枠の価格は、どのデザインを選んでもそれほど大きな価格差はありません。
そこで、ダイヤモンドは男性のお客さまの予算に応じて選ぶことによって、女性のお客さまは価格について心配することなく、心置きなくデザイン選びに専念することができます。ダイヤモンドの品質は、指輪のデザインには影響しません。ただし、ダイヤモンドの大きさが多少影響する部分もありますので、大きさの選択の際には女性のお客さまも関わられるのが良いかもしれません。もし、大きめのダイヤモンドを選ばれても、その分、他の品質基準のグレードを少し抑えれば価格を調整することが可能です。

この点について、詳しくは前項の8.ダイヤモンドの価格の項をご参照ください。そしてデザインについては、男性のお客さまはあまり関与せず、彼女が気に入ったものを尊重するようにしていただくのが良いでしょう。
ただし、彼女が「どのデザインがいいと思う?」と意見を求めているのに、「なんでもいいんじゃない」という無関心な態度は厳禁です(笑)。適度に関心を持ち、彼女に寄り添い共感する姿勢が肝心です。

10.どんな店で買えばいいの?

婚約指輪選びで非常に重要になるのが、お店選びです。お店によって、価格や品ぞろえはさまざまです。ここではお店選びで特に重要な2つのことについてご説明したいと思います。1つは価格の信頼性について、もう1つは品ぞろえの豊富さについてです。

10-1 価格の信頼性

1点目の価格の信頼性についてですが、信頼できるかできないかは、そのお店が値下げをするか、しないかが大きな判断基準になります。「今日決めてもらえれば、○○円にします」や「只今、キャンペーン中で○○%オフになります」などと言われた場合、はっきり言って価格の信頼性はないとお考えいただいて差し支えないでしょう。値引きができるくらいなら、最初からその値引いた値段で定価を付けるべきです。シンプルなことですが、非常に大切なことです。

10-2 品ぞろえの豊富さ

2点目の品ぞろえの豊富さについてです。品ぞろえの豊富さは、後悔のない指輪選びには必須です。婚約指輪のデザインは非常にたくさんあります。基本的には一生に一度のお買い物ですので、どなたも買い慣れていません。よって婚約指輪のデザインに精通していません。そこで、なるべくたくさんの商品の中から、お選びになることが重要になってきます。
ただ、ここで留意していただきたいのは、同じ店舗で同時に違うデザインを比較することです。婚約指輪のデザインは、非常に繊細です。別の店で見た商品の記憶を頼りにデザインを検討するより、同一店舗で比較したい商品を左右に並べて比較できるような環境の方が望ましいです。ですので、婚約指輪をどのお店で購入するかについては、あらかじめ各店のウェブサイトなどで本当に商品がたくさんあるのか確認する必要があります。ウェブサイトにあまり商品が掲載されていない場合は、実際に店舗に行っても商品が少ない場合が多いです。

11.婚約指輪は来店当日に持ち帰りできるの?

婚約指輪はお店によって、完成品で用意している場合と、セミオーダーで受注制作する場合とに分かれます。

11-1.完成品の場合

完成品であれば、来店したその日に持ち帰ることも可能です。ただし、全部の指のサイズに合わせて商品が用意されていないこともありますので、その場合はサイズ直し等の日数がかかることになり、即日の持ち帰りはできません。しかし、いったん持ち帰って、後からサイズ直しを承ることはできる場合が多いです(デザインや製法によりますので、詳しくはスタッフまでお気軽にお問い合わせください)。

11-2.セミオーダーの場合

一方で、セミオーダーの場合は、その日に持ち帰ることはできません。通常1カ月~2カ月程度の納期が必要になります。それでは完成品の婚約指輪を扱っているお店の方が良いのかといいますと、一概にそうとは言えません。なぜなら、たいていの場合、完成品の婚約指輪はあまり多くのデザインの在庫を用意していないからです。これはお店側の都合になるのですが、完成品の婚約指輪を数百種類在庫するというのは、店として大きな負担です。
一方でセミオーダーの受注制作の場合、在庫を抱える負担がないので、デザインサンプルだけ用意すればよく、何百種類ものデザインをお客さまにご提供できます。
全くお日にちに余裕がないという場合は、前述の<ダイヤモンドプロポーズ>プランや<仮リングプロポーズ>プランなどをご検討いただければと思います。

12.婚約指輪の代わりってあるの?指輪はあんまり着けないという方に朗報!

男性のお客さまからは、「婚約指輪はデザインが色々ありすぎて、決めきれない」「彼女に気に入ってもらえるデザインが決められるか不安」、また、女性のお客さまからは、「指輪自体、あんまり普段は着けない」「婚約指輪は結婚指輪のように気軽に着けられない」というお声を頂くことがあります。
このようなニーズにピッタリお応えできるアイテムがあります。それは婚約ネックレスです。「デザインが指輪よりシンプルなので、カジュアルに使いやすい」「仕事上、指輪だと邪魔になって着けられないけど、ネックレスなら大丈夫」というお声を多く頂くスグレモノです。贈られる男性のお客さまのニーズにも、身に着けられる女性のお客さまのニーズにもお応えできる婚約ネックレス。ぜひ、候補に加えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

婚約指輪の選び方の決定版として、ダイヤモンド、枠のデザイン、価格、納期、店選びなど、さまざまな角度から婚約指輪についてご説明してまいりました。婚約指輪選びは、どなたさまにとっても生涯のうちで最も大切で、後悔したくないお買い物の1つでしょう。ぜひここでお伝えした内容を参考にしていただき、本当に納得のいく、素晴らしい婚約指輪を皆さまに選んでいただくことができましたら、心から嬉しく思います。